みやま 地元で受け継ぐ「新開能」を披露

みやま市で地元の人たちが、長く受け継いできた伝統の能、「新開能」を披露しました。
みやま市に伝わる「新開能」は江戸時代に柳川藩主が地元の神社に奉納したのが始まりとされ明治時代以降は、地元の人たちが能楽師などに代わって受け継いで毎年、この時期に披露し、県の無形民俗文化財に指定されています。
21日は、みやま市のまいピア高田で地元の人たちが京都・嵐山に現れた桜を守る神の話を描いた能、「嵐山」や、3本の木を3人で2本ずつ持っていくという課題に答える狂言、「三本ノ柱」などを上演しました。
地元の男性は、「初めて見ましたが、独特な雰囲気があり、楽しかったです。また来年も見たいです」と話していました。
能を上演した小学6年生は、「夏休みから練習し、緊張しましたが、笛のリズムと合わせて上手にできました中学生になっても部活が終わった後にやっていきたいです」と話していました。