”地元の伝統工芸知って” 小学生が手染め体験 直方市

明治時代から続く直方市の染め物店で、地元の子どもたちが昔ながらの手染めを体験する特別教室が開かれました。
特別教室は、直方市の伝統工芸を知ってもらおうと、110年余り前の明治43年に創業した染め物店の工房で開かれ、直方北小学校の4年生50人余りが参加しました。
同じ小学校の卒業生で染め物店の店主の遠藤平さんが講師を務め、昔ながらの手染めを実演しながら型紙やのりを使って模様を描くことや、染めるときの手順を教えました。
このあと、子どもたちははけを手に取り、青や赤など10色の染料を小学校の校章をモデルにした型にあわせて布に塗っていきました。
女の子は「色を塗るのは楽しかったけど、はみ出さないようにするのが難しかったです」と話していました。
子どもたちが作った手染めの作品は、10月下旬に教室に飾られるということです。