ホークス藤本博史監督退任会見「ここぞで勝てず悔しかった」

今シーズンかぎりで退任したプロ野球、ソフトバンクの藤本博史監督が記者会見を開き、「ここぞというときに勝てなかった。悔しかった」と2年間の監督生活を振り返りました。
去年、監督に就任した藤本氏は、昨シーズンは優勝争いを繰り広げたものの最終戦で敗れ2位に終わり、大型補強を進めて臨んだ今シーズンは、12連敗を喫するなど振るわず3位でクライマックスシリーズに進みましたが、16日にファーストステージ第3戦でロッテに延長逆転サヨナラ負けでシーズンを終え、その直後に監督を退任しました。
藤本氏は17日、福岡市のPayPayドームで記者会見を開き、2年間の監督生活について、「悔しかったし、世代交代をやりながら勝つのは難しかった。ここぞというときに勝てなかった」と涙をこらえながら振り返りました。
積極的に起用し続けた若手選手に向けては、「ホップ、ステップ、ジャンプの『ホップ』まではきている。1つのきっかけをつかめば変わると思うのでレベルアップして来年に向かっていって欲しい」と期待を寄せていました。
そして、チームに向けては、「1勝1勝大事に戦っていって欲しい。これから強くなると思う」と話していました。
球団関係者によりますと、後任については小久保裕紀2軍監督が就任する見通しだということです。