桂川町の「王塚古墳」で秋の特別公開 色鮮やかな壁画目前に

色彩豊かな壁画で知られる桂川町の「王塚古墳」で秋の特別公開が始まりました。
桂川町寿命にある「王塚古墳」は6世紀前半につくられたとされる前方後円墳で、色彩豊かな壁画が描かれ、国の特別史跡に指定されています。
石室の内部は例年、春と秋の年に2回、公開されていて、14日から秋の特別公開が始まりました。
石室は幅が3メートルで奥行きが7メートルほどあり、壁には手綱や鞍をつけた馬や、植物のわらびに似た文様が赤や緑、それに黄色などで描かれています。
訪れた人たちは担当の学芸員から馬の絵は死者を守る意味があったと考えられるなどの説明を受けながら壁画を見学しました。
熊本県から夫婦で訪れた女性は「壁画の色が今も残っているのがすごいと思いました」と話していました。
親子で訪れた男性は「絵には昔の人の考えが残っているという説明があったのがよかったです」と話していました。
「王塚古墳」の秋の特別公開は15日も行われます。