社民党渕上貞雄元副党首が死去 福岡県出身参院議員長く務める

社民党で副党首を務めた、元参議院議員の渕上貞雄氏が13日朝、亡くなりました。
86歳でした。
渕上氏は、福岡県出身で、西日本鉄道に入社後、労働組合で労働運動に取り組み、平成元年の参議院福岡選挙区の補欠選挙に当時の社会党から立候補して初当選しました。
3年後の平成4年の参議院選挙で比例代表に転じ、あわせて4回当選しました。
この間、社民党の幹事長のほか、平成13年からはおよそ9年にわたって副党首を務めました。
社民党が連立政権に加わった平成21年の鳩山政権では、副党首として与党内の調整などにあたり、平成22年の参議院選挙に立候補せず、政界を引退しました。
家族によりますと、渕上氏は、ここ数年、体調を崩して入退院を繰り返していたということで、13日朝、久留米市内の病院で亡くなりました。
86歳でした。