九州・沖縄の景気「緩やかに回復」判断据え置き 日銀福岡支店

九州・沖縄の景気について、日銀福岡支店は、10月発表した短観=企業短期経済観測調査も踏まえ、「緩やかに回復している」とする判断を据え置きました。
日銀福岡支店は、10月の「金融経済概況」を発表し、九州・沖縄の景気について、「緩やかに回復している」とする判断を据え置きました。
先の短観の結果も踏まえ、個人消費の回復や設備投資の増加、それに雇用・所得の緩やかな改善が続いていると判断しました。
一方、住宅投資は、「持ち直しの動きがみられている」から「横ばい圏内の動きとなっている」に判断を引き下げました。
記者会見した大山支店長は、「九州・沖縄では、所得から支出への前向きな循環が続いている」とした上で、「住宅投資については物価高が続く中で変化が出てきた可能性もあるが、一時的なものかどうか、見極めていきたい」と述べました。