久留米で4年ぶりに開かれる市民歌舞伎公演に向け合同稽古

10月29日に、久留米市で開かれる、市民による歌舞伎の公演に向けて合同稽古が行われ、参加した人たちが熱心に稽古に取り組みました。
新型コロナの感染拡大の影響で4年ぶりの開催となる、「久留米ちくご大歌舞伎」は、昭和45年に始まった市民による手作りの歌舞伎の公演会で、ことし50回目を迎えます。
10月29日に久留米市の久留米シティプラザで開かれる公演に向けて地元の小学生から80代のお年寄りまでおよそ50人が参加する予定で、6月から稽古に励んできました。
本番まで2週間あまりとなった11日夜は、市内の銀行のホールに仕事や学校を終えた人たちおよそ20人が集まり合同で稽古しました。
和服などに着替えた参加者たちは、演目ごとに分かれて、舞踊家の花柳津祢里さんから手さばきや立ち回り、発声などの指導を受けながら、熱心に稽古に取り組んでいました。
参加した中学3年の女子生徒は、「緊張しているが、お客さんに喜んでもらえるようなすばらしい演技をしたい」と話していました。
また、銀行員の男性は、「50年の歴史のあるこの歌舞伎に携われて大変、ありがたく思う。本番まで、みんなで一緒に盛り上げていきたい」と話していました。