プール熱とインフルエンザの感染者数は前の週からほぼ横ばい

福岡県は10月8日までの1週間に定点把握された感染症の感染者数を発表しました。
プール熱と呼ばれる「咽頭結膜熱」とインフルエンザの感染者数は前の週からほぼ横ばいで県は引き続き警報や注意報を出して警戒を呼びかけています。
福岡県は新型コロナウイルスやインフルエンザなどの感染症について、10月2日から8日までの1週間に福岡県内の医療機関で定点把握された感染者数を12日、発表しました。
それによりますと、夏場に子どもを中心にかかりやすいプール熱と呼ばれる「咽頭結膜熱」の感染者数は700人で、前の週より12人増えました。
1医療機関あたりの平均は5.83人で、前の週の1.02倍とほぼ横ばいで、県は引き続き警報を出して警戒を呼びかけています。
またインフルエンザの感染者数は2257人で、前の週より102人減りました。
1医療機関あたりの平均は11.40人で前の週の0.96倍とほぼ横ばいで県は引き続き注意報を出しています。
プール熱とインフルエンザの1医療機関あたりの平均はいずれも全国平均を上回っています。
一方、新型コロナの感染者数は924人で、前の週より736人減少しました。
1医療機関あたりの平均は4.67人で、前の週の0.56倍となっています。
福岡県は「プール熱もインフルエンザも感染拡大が続いていて、今後も注意が必要になる。引き続き、手洗いやうがいなどの対策を行ってほしい」と呼びかけています。