博多港の施設また貸し問題 新たに2施設で確認 市が過料検討

福岡市から利用許可を得た博多港の施設を事業者が条例に違反してまた貸ししていた問題で、新たに2つの施設でまた貸しが確認されたことがわかりました。
市では一連の調査を終え、事業者に対して過料を科すことを検討しています。
福岡市は、博多区にある「博光運輸」が市から利用許可を得た博多港の土地や建物を条例に違反して別の事業者にまた貸ししていたとして、去年12月、3つの施設に改善勧告を行い、そのうち一部で利用許可を更新しない方針を決めました。
市が「博光運輸」の残る10の施設についても調査を進めた結果、新たに2つの施設でまた貸しが確認され、ことし8月に改善勧告を行ったことがわかりました。
市では9月一連の調査を終えた結果、「一定程度の改善が図られていた」として、施設の利用許可を更新しない一部を除き通常は1年単位の更新を1か月にする条件で使用の継続を認めました。
また、条例に基づき事業者に対し過料を科すことを検討しているということです。
福岡市は「事業者に対して経過の観察を続けるなど引き続き動向を注視していく」としています。