農業用ハウスで試験栽培のバナナを収穫 行橋

果物の産地、行橋市で農業用のハウスで試験的に栽培しているバナナが実り、収穫が行われています。
バナナのハウス栽培に取り組んでいるのは行橋市の新田原地区の果樹農家、橋口俊徳さんです。
橋口さんはイチジクを育てている農業用ハウスの一角で5年前からバナナの栽培を試験的に始め、ことしも青い実が実っています。
一つの房にはおよそ200本の実がなり、重さは20キロから30キロもあるため、橋口さんは妻の直美さんと協力しながら鎌で切り取って収穫していました。
収穫したバナナは1週間ほど置くと、熟して食べ頃になるということです。
橋口さんはことしは直売所などで買い物客に試食してもらうことにしていて早ければ来年から出荷を始めたいとしています。
橋口さんは「温暖化に対応する新しい果物としてバナナの栽培を始めました。実はやや小ぶりですが、甘いと好評なのでさらに栽培方法を工夫し、国産バナナを提供していきたい」と話しています。