大牟田市 JR銀水駅のトイレ改修へ募金活動 学生や地域住民

大牟田市のJR銀水駅にある老朽化したトイレの改修に向けた費用を集めようと学生や地域住民がPR活動を行い、募金への協力を呼びかけました。
PR活動を行ったのは、JR鹿児島本線の銀水駅近くの中学校や高校、それに地域住民などでつくる「銀水SAIKO〜実行委員会」です。
1日は、生徒や住民あわせて20人ほどが、市内の商業施設でチラシを配り、募金への協力を呼びかけました。
JR銀水駅のトイレは、昭和54年の設置から40年以上経過し、和式のくみ取り式で男女共用のため、利用者から「使いにくい」という声が上がっています。
6年前からJRや市に要望したものの改修の兆しがないことから、実行委員会では1000万円を目標に、クラウドファンディングと募金活動で費用を集めることになりました。
募金活動に参加した中学3年の男子生徒は「募金活動に協力してもらい、ありがたいです。銀水駅をより良くするためにも協力をお願いします」と話していたほか、地元のまちづくり協議会の会長で実行委員長を務める森本正人さんは、「男性も女性も使いやすいトイレにしていきたい」と話していました。
実行委員会では費用が不足する分については大牟田市にも補助を求めていく方針です。
一方、大牟田市は寄付金を受け取ったあとJR九州とトイレの改修に向けて協議していきたいとしています。