宗像大社の「みあれ祭」 海の安全と豊漁願う

宗像市でご神体を乗せた船や大漁旗を掲げた漁船が一団となって玄界灘を渡り、海の安全と豊漁を願う宗像大社の「みあれ祭」が行われました。
毎年10月1日に行われる宗像大社の「みあれ祭」は、玄界灘にある沖ノ島と大島の社に祭られる神が海を渡り、宗像大社の、三柱の女神が再会する神事で、海の安全と豊漁を願い700年ほど前に始まったと伝えられています。
1日はご神体を乗せた2隻の「御座船」とおよそ120隻の漁船が大島の港に集まり、午前9時半に一斉に出発しました。
秋晴れのもと、色鮮やかな大漁旗を掲げた勇壮な漁船団がご神体を守りながら進み午前10時すぎに対岸の神湊港に到着しました。
港には多くの人が訪れ壮観な船の航行を眺めたり写真におさめたりしていました。
大分県日田市から訪れた70代の女性は、「神聖で迫力のある神事に触れられてとてもいい経験になりました。俳句の仲間と来ていて、いい句ができそうです」と話していました。