元ソフトバンク松田選手が引退会見 「夢のような時間」

元ソフトバンク松田選手が引退会見 「夢のような時間」

プロ野球・ソフトバンクで7回の日本一に貢献し、今シーズン、巨人でプレーしたベテランの松田宣浩選手が今シーズン限りで現役を引退することになり、28日記者会見し、「夢のような時間でした」と18年間を振り返りました。
松田選手は28日午後5時半から都内で記者会見し、「今シーズンでユニフォームを脱ぎ、現役を引退することを決断しました。巨人で1年、ソフトバンクで17年、18年間夢のような時間でした。たくさんの方に出会い、支えられて、ここまで野球をすることができました。本当にありがとうございました」と述べました。
また、現役生活で最も印象に残ったシーンについて問われると「一番の打席はホークス時代2014年のサヨナラヒット。勝った方が優勝という試合で打てたサヨナラヒットが、18年間で一番の当たりでした。いまでもバットにあたった感覚は忘れられません」と語りました。
さらに松田選手の代名詞でもある『熱男』のパフォーマンスについては、「『熱男』で5メートルくらい飛距離が伸び、ホームランも増えたと思います。『熱男』と出会ったのはプロ野球選手として大きかった」と笑顔で話しました。
その上で今後については「長男も中学校で硬式野球をやっているので、自分が経験したことを伝えていきたいし、プロ野球界に恩返しができる人間になりたい」と語りました。
記者会見の最後には巨人の坂本勇人選手とソフトバンクでチームメイトだった内川聖一さんが花束を手渡し、内川さんは「一番最初にグラウンドに出て、一番最初にノックを受けていたマッチの姿を見て頑張らないといけないと思った。お互いいろいろな経験をしたので、野球界のためにできることをやっていきましょう」とねぎらいました。