10月からの生成AI実証実験を前に福岡市職員が研修会

文章などを自動的に作り出す生成AIの活用を目指し10月、実証実験を控えている福岡市は市の職員を対象に注意点や使い方などの研修会を行いました。
福岡市は業務の効率化や生産性の向上をねらって、生成AIの活用を目指していて、企業の協力を得て、10月から6か月間、実証実験を行います。
これを前に28日は、およそ30人の職員が参加して企業の担当者から注意点などの説明を受けました。
担当者は▼個人情報などを入力すると、生成AIが学習してデータを漏えいするおそれがあることや▼生成AIの回答は間違っていても正解のように見えることが多いので情報源や最新の情報かどうかの確認の必要性を説明していました。
また、条件などを具体的に指示するとより有効な回答が得られるということで職員たちはさっそく具体的に指示して回答の違いを確認していました。
参加した行政マネジメント課の職員は「個人情報はよく扱うので、使い方は注意しないといけないと思いました」と話していました。
企画調整部の中野雅之企画課長は「生成AIをはじめとした先端技術の活用は非常に可能性があるので、実際に使ってみて自分の業務にどう使えるか日々考えてもらいたい」と話していました。