プール熱とインフルエンザの感染者数 県内前週とほぼ横ばい

福岡県は9月24日までの1週間に定点把握された感染症の感染者数を発表しました。
プール熱と呼ばれる「咽頭結膜熱」とインフルエンザの感染者数はいずれも前の週からほぼ横ばいで全国平均を上回っていて県は引き続き警戒を呼びかけています。
福岡県は新型コロナウイルスやインフルエンザなどの感染症について、9月18日から24日までの1週間に福岡県内の医療機関で定点把握された感染者数を28日発表しました。
それによりますと、夏場に子どもを中心にかかりやすいプール熱と呼ばれる「咽頭結膜熱」の感染者数は533人で、前の週より25人減りました。
1医療機関あたりの平均は4.44人で、前の週の0.96倍とほぼ横ばいで、県は引き続きプール熱の警報を出して警戒を呼びかけています。
またインフルエンザの感染者数は1819人で、前の週より80人減りました。
1医療機関あたりの平均は9.19人と前の週の0.96倍で注意報の基準値である10人に近い状況が続いています。
プール熱とインフルエンザの平均は、いずれも全国平均を上回っています。
一方、新型コロナの感染者数は2129人で、前の週より603人減少しました。
1医療機関あたりの平均は10.75人で、前の週の0.78倍に減少しました。
福岡県は「プール熱やインフルエンザの感染者数はいずれも多い状況が続いている。手洗いやうがいなどの感染対策を徹底してほしい」と呼びかけています。