18歳までの医療費無償化 条例改正案可決・成立 古賀市議会
古賀市議会で18歳までの医療費を無償化する条例の改正案が全会一致で可決・成立しました。
18歳までの医療費が無償となるのは福岡市とその近郊の「福岡都市圏」では初めてで、来年4月から実施されます。
古賀市は、子育て世帯の経済的な状況にかかわらず、子どもたちが必要な医療を受けられるよう、9月定例議会に医療費の無償化の範囲を18歳まで拡大する条例の改正案を提出していました。
条例の改正案は最終日の27日の古賀市議会の本会議で採決が行われ、全会一致で可決・成立しました。
古賀市では現在、無償化の対象が3歳未満で、10月からは3歳以上の就学前の子どもまで含まれるようになりますが、来年4月1日から、小中学生や高校生まで無償化されることになります。
18歳までの医療費が無償化されるのは県内では水巻町、芦屋町などに続いて5例目で、福岡市とその近郊の「福岡都市圏」では初めてとなります。
古賀市で、来年4月から18歳までの医療費が無償化されることが決まったことについて、古賀市の30代の女性は「とてもいいことだと思います。市民に優しいです」と話していました。
60代の女性は「孫が幼稚園に通っていて、これからお金がかかるのでとても助かると思います」と話していました。
70代の女性は「市内の子どもたちを見ていて働くお母さんたちは大変だなといつも思っていました。こうした政策はうれしいです」と話していました。