福岡で新再開発プロジェクト 渡辺通に大型オフィスビル建設へ

福岡市中心部で新たな再開発プロジェクトが始動します。
「九州電力」と「ふくおかフィナンシャルグループ」などが連携し、中央区渡辺通で大型のオフィスビルの建設に乗り出すことになりました。
発表によりますと、九州電力とふくおかフィナンシャルグループなどは、九電の本店がある福岡市中央区の渡辺通2丁目で、「十八福岡ビル」を取り壊して大型のオフィスビルを建設します。
オフィスビルは「脱炭素ビルへの挑戦」をコンセプトの1つに掲げ、再生可能エネルギーの利用などによって二酸化炭素の排出量を実質ゼロにすることを目指すとしています。
天然芝の広場やカフェなどもあわせて整備する計画で、再来年度=2025年度中の着工に向けてプロジェクトの詳細を検討しているということです。
新たに再開発される地区は、福岡市地下鉄の七隈線の沿線にあります。
ことし3月に路線が博多駅まで延伸したことで利便性が向上し、住宅地や商業地の需要が高まっているということです。
九州電力やふくおかフィナンシャルグループなどはプロジェクトを通じて街に新たなにぎわいを生み出し、福岡の魅力を一段と高めたいとしています。