飯塚市 片峯誠市長が死去 後任市長選11月12日実施見通し

飯塚市は、がんの治療を続けてきた片峯誠市長が25日午前、亡くなったことを明らかにしました。
副市長が職務の代理を続け、後任の市長を決める選挙は11月12日にも行われる見通しです。
飯塚市の片峯市長はことし2月に肺がんと診断されたあと、治療を続けながら公務にあたってきましたが、脳への転移が見つかったため、8月4日、緊急の手術を受け、その後、意識が戻らない状態が続いていました。
発表によりますと、25日午前、入院先の市内の病院で亡くなったということです。
67歳でした。
片峯市長は飯塚市教育委員会の教育長などを経て、2017年の市長選挙で初当選し、現在、2期目を務めていました。
久世賢治副市長が職務の代理を続けることになっていて、記者会見で「小中一貫校の整備や工場や商業施設の誘致など飯塚市の発展に多大な功績を残された。無念だったと思うが、片峯市長の遺志を継ぎ、飯塚市を停滞させることなく伸ばしていかなければいけない」と述べました。
市によりますと、通夜は9月27日、告別式は9月28日にいずれも飯塚市の「善光会館飯塚会場」で行われるということです。
市選挙管理委員会によりますと、後任の市長を決める選挙は11月12日にも行われる見通しだということです。
飯塚市の片峯市長が亡くなったことについて市民などからは悼む声や生前の功績をたたえる声などが聞かれました。
市内に住む30代の男性は「闘病の様子も知っていて亡くなったと聞き残念に思います」と話していました。
市内に住む30代の女性は「小中一貫校の整備やタブレット端末の配備など教育の充実に力を注いでいたのが印象に残っています」と話していました。
福岡市に住む50代の女性は「片峯市長が中学校の校長をしていた学校に子どもが通っていました。荒れた学校を教師たちと連携して立て直したのが印象に残っています。まだ若く、亡くなられたのが残念です」と話していました。