警察官と高校生が自転車の安全利用呼びかけ 福岡市の交差点

自転車が関係する交通事故を減らそうと、福岡市の交差点で通勤・通学の時間帯にあわせて警察官や高校生が自転車の安全利用などを呼びかけました。
秋の交通安全県民運動の一環として、警察は25日朝、県内各地の交差点などで自転車の利用者への指導や取締りを一斉に行いました。
このうち、福岡市東区和白の交差点では地元の高校生も加わって、自転車の利用者に車道の左側通行や歩行者優先などを呼びかけました。
警察によりますと、県内ではことしに入って8月末までに自転車が関係する事故が2060件起きていて、このうち、高校生が絡む事故は325件と去年の同じ時期と比べて22件増えているということです。
高校生たちはDJポリスにも挑戦し、「お気に入りのヘルメットを着用し大切な命を守りましょう」とマイクで呼びかけていました。
東警察署の橋本慎一交通第1課長は「通勤・通学の時間帯に交差点での出会い頭の事故や左折する車との接触が多く発生しています。時間にゆとりを持って自転車を利用してほしい」と話していました。
DJポリスに挑戦した高校2年生の高武葉咲さんは「警察官になった気分でわくわくしました。見通しの悪い曲がり角では車に注意して一時停止を心がけたいです」と話していました。