プール熱とインフルエンザの感染者数が前週より増加 県が警戒

福岡県は9月17日までの1週間に定点把握された感染症の感染者数を発表しました。
プール熱と呼ばれる「咽頭結膜熱」とインフルエンザがいずれも前の週より増えて全国平均を大幅に上回っており、県は警戒を呼びかけています。
福岡県は新型コロナウイルスやインフルエンザなどの感染症について、9月11日から17日までの1週間に福岡県内198の医療機関で定点把握された感染者数をきょう発表しました。
それによりますと、夏場に子どもを中心にかかりやすいプール熱と呼ばれる「咽頭結膜熱」の感染者数は558人で、前の週より112人増えました。
1医療機関あたりの平均は4.65人で、前の週の1.25倍になっています。
県はプール熱の警報を出して警戒を呼びかけています。
またインフルエンザの感染者数は1899人で、前の週より402人増えました。
1医療機関あたりの平均は9.59人で前の週の1.27倍となり、インフルエンザの注意報を出す基準となる10人に近づいています。
プール熱とインフルエンザの平均は、いずれも全国平均を大幅に上回っています。
一方、新型コロナの感染者数は2732人で、前の週より557人減少しました。
福岡県は「プール熱は福岡や佐賀、大分など九州北部で広がっているとみられる。手洗いなど感染対策をお願いしたい」と呼びかけています。