宇宙で食べられる日本食 県庁レストランで12日から提供

宇宙で食べられる日本食「宇宙日本食」の実用化を目指す福岡県内の企業を支援しようと、県は12日から4日間、県庁のレストランで特別メニューとして試作品を提供しています。
県庁で12日から提供されるのはすでに「宇宙日本食」としてJAXA=宇宙航空研究開発機構の認証を受けたカレーと、県内の企業がこれから認証を目指す博多地鶏を使ったおかゆやかぼちゃとにんじんのスープ、雑穀米入りぜんざいのセットです。
初日の12日は服部知事がレストランを訪れてメニューを試食し、企業の担当者に「おいしいですね」などと話をしていました。
メニューを注文して食べた人は「かぼちゃの甘みがあっておいしいです」とか「これが宇宙で食べれるのはすごいなと思いました」と話していました。
「宇宙日本食」は日本人の宇宙飛行士のストレス軽減や栄養バランスの維持などを目的に全国で開発が進んでいますが、九州では認証を受けた製品がまだないということです。
試食のあと服部知事は「宇宙空間でも地上でもおいしい宇宙日本食をたくさん作ってJAXAの認証をしっかり獲得してほしい」と激励しました。
博多地鶏のおかゆを作っている企業の担当者は「味の方も評価していただいてるので認証に向けて頑張りたい」と話していました。
「宇宙日本食」は12日から15日までの4日間、県庁の地下にあるレストランで提供されています。