博多三大祭りのひとつ 筥崎宮の「放生会」始まる 福岡市東区

博多三大祭りのひとつ、筥崎宮の「放生会」が12日から始まりました。
福岡市東区にある筥崎宮の「放生会」は、1000年以上続く秋の実りに感謝する神事で、「博多どんたく」や「博多祇園山笠」と並ぶ博多三大祭りのひとつに数えられています。
初日の12日は本殿で「供養祈願祭」の神事が行われ、かつお節などが供えられたあと、神職が祝詞をあげました。
ことしはおととし中止になった、2年に1度のみこしの行列「御神幸」が4年ぶりに行われる予定で、本殿には3つのみこしが並び、大勢の人が見物に訪れていました。
また参道には焼き餅の屋台など、およそ500の露店が並び、このうち名物の「新しょうが」を売る店では、訪れた人たちが袋いっぱいに詰められた新しょうがを買い求めていました。
店主の平田賢公さんは、「ことしは天気も良かったので、いいしょうががとれました。よかったら買いに来てください」と話していました。
早良区から子ども2人と一緒に訪れた母親は「はじめて子どもたちを連れて来ました。始まったばかりで、人も多くないので歩きやすいです。お祭りを楽しみたいと思います」と話していました。
放生会は9月18日まで行われます。