旅行客呼び込め! 熊本の協議会が台湾の観光団体と連携協定へ

台湾からの旅行客を呼び込み、地域経済の活性化につなげようと、熊本県の人吉球磨地域の自治体などで作る協議会は、台湾南部の最大都市、高雄の観光団体と包括的な連携協定を結ぶことになりました。
関係者によりますと、熊本県人吉市とその周辺の合わせて10の自治体などで作る「人吉球磨観光地域づくり協議会」は、台湾南部の高雄の観光団体、「高雄観光圏」と包括的な連携協定を結ぶことになりました。
3年前の「令和2年7月豪雨」からの復興に向けたサイクリングイベントに参加するため高雄観光圏の会員が人吉市を訪れるのに合わせて、イベント前日の9月22日に協定の締結式を行う方向で最終的な調整が進められているということです。
高雄は台湾南部の最大都市で、高雄観光圏の会員には当局のほか、130余りの企業などが名を連ねるということです。
「人吉球磨観光地域づくり協議会」としては、観光・文化の面で包括的に連携することを盛り込んだ協定をてこに、球磨川や温泉などの観光資源豊かな地元に高雄からの旅行客を呼び込み、人口減少に直面する地域経済の活性化につなげたい考えです。
あわせて、双方の交流を促進しながら、信頼関係の構築も図っていくことにしています。