全編北九州ロケの韓国映画製作へ 出演者のオーディション

北九州市を舞台にした韓国映画が製作されることになり、7日、市役所で出演者のオーディションが行われました。
今回製作されるのは「レイオーバーホテル」という韓国映画で、乗っていた飛行機の不具合で急きょ北九州空港に降り立ち、ホテルなどで1日を過ごすことになった人たちの人間模様が描かれます。
来年の公開に向け、撮影は全編、北九州市で行われる予定で、7日は市役所で出演者のオーディションが行われました。
およそ20人の日本人俳優が参加し、レストランでの接客シーンという設定で順番にアドリブで演技を披露し、監督や助監督がそれぞれの演技力を見定めていました。
「映画の街」を掲げる北九州市は、撮影の誘致に積極的に取り組んでいて、「オール北九州ロケ」の海外映画が製作されるのは、同時に話が進んでいるタイの映画とともに、今回が初めてだということです。
メガホンをとるチェ・チャンファン監督は「北九州は夜景が美しく、空港は24時間運用され、今回の作品にぴったりです。いい作品ができると思います」と話していました。
撮影を誘致した北九州フィルム・コミッションの上田秀栄次長は「海外映画の全てのシーンに北九州が出てくるのは非常に価値があることだと思います。映画を見た人が北九州に行ってみたいと思ってくれたらうれしいです」と話しています。