認知症になっても住み慣れた地域で生活継続していくための講座

65歳以上の5人に1人が認知症になるとされるなか、住み慣れた地域で生活を継続していくための講座が直方市で開かれました。
この講座は認知症の人とその家族が安心して暮らせることを目的に直方市の社会福祉協議会が開き、市民などおよそ80人が参加しました。
講座では、市が発行している認知症のガイドブックを元に市の担当者が軽度の認知障害から重度の認知症まで、症状を説明したあと、介護保険の手続きについて紹介しました。
このあと認知症に詳しい精神保健福祉士の金蔵常一さんが認知症高齢者の将来の推計を示した上で、誰もが認知症になる可能性があり、進行を遅らせて重症化を防ぐためにも早期の診断や治療が大切だと述べました。
福岡市から訪れた女性は「恐れずに明るく認知症のことを理解できればいいなと思いました」と話していました。
直方市健康長寿課の岡村健太郎さんは「本人でも家族でも少しでも気づくことがあったら相談してもらいたい」と話していました。