九州北部豪雨で倒壊した東峰村の宿泊施設「ほうしゅ楽舎」開業

2017年の九州北部豪雨で倒壊し、再建が進められてきた東峰村の宿泊施設「ほうしゅ楽舎」が4日、新しく開業しました。
都市部から村を訪れる人が余暇などを楽しむ場となるほか、地域交流や防災の拠点としても期待されます。
東峰村の「ほうしゅ楽舎」は、小学校の旧校舎を利用して都市部から訪れた人が農村部で余暇や休暇を過ごす「農村ツーリズム」の場として親しまれてきましたが、6年前の九州北部豪雨で壊滅的な被害を受け、再建が進められていました。
ことし3月に工事が完了し、運営の準備などを進めてきょう、新しい「ほうしゅ楽舎」が開業しました。
客室は、和室と洋室があわせて4部屋で大浴場や談話室などもあります。
また、簡易ベッドや毛布を備えた防災倉庫や、停電時に5日ほどの電力を賄える自家発電設備も併設され、防災拠点の役割も担います。
さらに住民が地区ごとに集まって同窓会などの行事を行う交流施設としても活用できます。
運営・管理を行う東峰村ふるさと推進課の吉田純さんは「内覧会で見学された村の方は、『木の香りがするきれいな施設ができたね』と喜んでいました。いろんな目的で気持ちよく使ってほしい」と話していました。