北九州 バス・モノレールなど乗り放題「1日無料デー」

北九州市内を走る路線バスやモノレールなどの公共交通機関の運賃を、終日無料にするイベントが3日行われ、多くの人が利用しました。
「公共交通1日無料デー」は、新型コロナの影響で外出を控えていた人たちに公共交通機関を利用してもらおうと、北九州市が国の臨時交付金などを活用して企画したものです。
無料となっている交通機関は、西鉄バス北九州市営バス北九州モノレール筑豊電気鉄道関門汽船で、北九州市内の全路線のほか、市と近隣の自治体を結ぶ路線も対象となっています。
観光で訪れた人なども利用でき、1日に何度、乗り降りしても無料となり、小倉北区にあるモノレールの小倉駅のホームは午前中から多くの人で混雑していました。
モノレールを利用した女性は「バスで孫と一緒に競馬場へ行き、そのあとモノレールに乗って小倉に買い物に来ました。乗り物がいろいろと接続しているので便利ですね」と話していました。
「公共交通1日無料デー」は10月8日の日曜日と11月5日の日曜日にも実施されます。
北九州市建築都市局の平野研都市交通政策課長は「物価高やガソリン代の高騰で外出を控えている人も多いと思うので、公共交通の便利さを実感してもらい、これからも使ってほしいです」と話していました。