福岡市議会開会　記録的大雨復旧工事費用など補正予算案提出

福岡市の９月定例議会が１日開会し、ことし７月の記録的な大雨で被害を受けた農地や漁港などの復旧工事の費用などを盛り込んだ一般会計の総額で３８億円余りの今年度の補正予算案が提出されました。
福岡市は１日開会した９月定例議会に一般会計の総額で３８億９６００万円余りの今年度の補正予算案を提出しました。
補正予算案には、ことし７月の記録的な大雨で浸水などの被害を受けた農地や林道、漁港などの復旧工事の費用として４億５７００万円余りが計上されています。
また、▽博多港へのクルーズ船の寄港回数の大幅な増加に伴う受け入れ施設の運営経費の増加分として７５００万円余り、▽不登校の子どもたちの状況に応じた授業を行う県内初の「不登校特例校」の設置に向けた準備費用として９００万円余りが盛り込まれています。
このほか電気料金や食料品などの物価高騰対策のため住民税の非課税世帯にことし６月から支給している３万円の給付金の見込み額の増加分として１２億３０００万円が計上されています。
福岡市の９月定例議会の会期は、１０月５日までです。