7月の記録的な大雨 福岡県内の被害額が約891億円に

福岡県は、7月の記録的な大雨による県内の被害額についておよそ891億円にのぼることを明らかにしました。
当初発表していた被害額を400億円程度、大幅に上回っており、久留米市など深刻な被害を受けた地域で調査が進んだためだとしています。
福岡県は7月の記録的な大雨による県内の被害額についておよそ891億円にのぼることを明らかにしました。
県は7月28日の時点ではおよそ491億円と公表していましたが、久留米市など深刻な被害を受けた地域でさらに調査が進んだことで、当初の被害額よりも400億円程度上回ったということです。
内訳は▼農業被害がおよそ284億円と最も多く、次いで、▼河川施設の被害がおよそ235億円、▼道路施設の被害がおよそ165億円、▼森林や林業の被害がおよそ77億円などとなっています。
県によりますと、最近の大雨被害の中では、平成29年の九州北部豪雨の1941億円に次ぐ2番目に多い被害額だということです。
県は今回の大雨被害の復旧・復興にかかる費用を盛り込んだ補正予算案を9月の県議会に提案し、可決・成立を目指す方針です。