市川團十郎さんと新之助さんが9月の博多座上演前に「お練り」
9月から福岡市の博多座で始まる歌舞伎の上演を前に、27日、主役の十三代目市川團十郎さんや長男の八代目市川新之助さんが福岡市の商店街で「お練り」を行いました。
「お練り」は博多座近くの川端通商店街で行われ、9月1日から博多座で始まる上演で、主役を務める十三代目市川團十郎さんと博多座で初めての公演となる長男の八代目市川新之助さんが人力車に乗っておよそ400メートルを練り歩きました。
沿道にはおよそ7000人が集まり「十三代目おめでとう」などと歓声が上がると、團十郎さんと新之助さんは、手を振ったりおじぎをしたりして応えていました。
博多座に到着した團十郎さんは「さらに福岡が元気になりますよう私も精一杯、勤めますのでぜひ博多座にお越し下さい」とあいさつをしました。
また、新之助さんは「僕は9月1日から『外郎売』の曽我五郎を演じさせてもらいます。ぜひ見に来て下さい」と話していました。
熊本市から訪れた50代の女性は「舞台で團十郎さんを見ることはありましたが、素顔を見るのは初めてだったので、オーラがあって感動しました」と話していました。
襲名披露公演「九月博多座大歌舞伎」は、来月1日から17日まで上演されます。