なくならない飲酒運転 事故17年の一斉取締りで8人検挙

飲酒運転によって幼いきょうだい3人の命が奪われた福岡市の「海の中道大橋」での事故から17年になったのにあわせて、警察が県内一斉の取締りを行った結果、4人が逮捕されるなど、飲酒運転の検挙が相次ぎました。
平成18年8月25日の夜、福岡市東区の「海の中道大橋」で、5人家族が乗っていた車が飲酒運転の車に追突されて橋から海に落下し、3人の幼いきょうだいの命が奪われました。
事故から17年になったのにあわせ、警察は25日午後5時から26日午前6時までの間、飲酒運転の撲滅に向けた「特別取締り」を県内一斉に行いました。
その結果、飲酒運転の疑いで合わせて8人が検挙され、このうち4人が北九州市、吉富町、田川市、柳川市で、それぞれ酒を飲んだ状態で車を運転したとして、逮捕されたということです。
警察によりますと、福岡県内では先月までに飲酒運転による検挙数が合わせて883件に上り、去年の同じ時期より100件増えているということです。
警察は引き続き徹底した取締りを行っていくとしています。