7月 九州を訪れた外国人 コロナ禍前とほぼ同水準まで回復
7月九州を訪れた外国人の数は26万人余りで、コロナ禍前にあたる2019年7月とほぼ同じ水準まで回復しました。
九州運輸局の発表によりますと、7月九州を訪れた外国人の数は、クルーズ船を除き、速報値で26万6019人と、去年の同じ月の33倍に増えました。
新型コロナウイルスの感染拡大前の2019年7月と比較すると、マイナス幅は0.1%まで縮まり、九州では入国者数がほぼ同じ水準まで回復しました。
これは九州各地の空港の国際線が相次いで運航を再開したことに加え、福岡市で水泳の世界選手権が開かれたことなどが要因とみられています。
入国審査を受けた場所は、「福岡空港」が最も多く、22万5000人余り、次いで韓国と結ぶフェリーが運航している長崎県の「対馬」が1万5000人余り、博多港が8700人余りなどでした。
外国人旅行者を巡っては中国政府が8月日本への団体旅行を解禁していて、九州運輸局は「インバウンド需要は今後も回復していくとみられ、地域経済に与える影響に注目していきたい」としています。