点字図書館で視覚障害への理解を深める催し 福岡市早良区

夏休み中の子どもたちに目の不自由な人たちの立場を経験して視覚障害への理解を深めてもらおうと、目隠しをして粘土で作品を作る催しが福岡市で行われました。
この催しは20日午前、福岡市早良区の点字図書館で行われ、親子連れあわせて10人ほどが参加しました。
はじめに、子どもたちは目の不自由な人たちにとっては手を使って物に触れることで物が何かを判断していることなどを説明を受けた上で、アイマスクをつけて暗闇の状態を体験していました。
このあと、子どもたちは目隠しをしたままの状態で粘土を使ってうさぎや竜などの思い思いの作品を作っていました。
また、身近な商品に施された手で触れてわかる工夫について紹介するスペースも設けられ、このうち、福岡市のゴミ袋には燃えるゴミなどの袋の種類が手で触れてわかる線の数で判別できるようになっていることなどが紹介されていました。
催しに参加した小学1年生の女子児童は「粘土でウサギを作りましたが、暗い中で作るのはとても難しかったです。目が不自由な人がいたら助けてあげたいと思いました」と話していました。
この点字図書館では8月25日まで点字について学ぶ催しが行われる予定です。