北九州市 アマゾン関連企業と連携協定 デジタル人材育成など

北九州市はデジタル技術を活用しながら地域振興を進める取り組みの一環として、IT関連のさまざまな事業を展開しているアマゾンの関連企業と連携協定を結びました。
今後、両者は協定をもとに企業支援や人材育成などを行うということです。
協定の締結は17日関係者が出席して北九州市役所で行われ、はじめに、武内市長が「連携は市にとって大きな一歩。企業の持つノウハウやネットワークに期待している」と述べました。
また、「アマゾンウェブサービスジャパン」の宇佐見潮執行役員は「デジタル人材の育成は全国的な課題で、人材育成の支援を通じて市全体のイノベーションを促進させていきたい」と述べました。
「アマゾンウェブサービスジャパン」は、日本に設立されたアマゾンの関連会社で、インターネットを活用したクラウド関連のサービスやコンサルティングなどIT関連のさまざまな事業を展開しています。
今後、協定のもと、「アマゾンウェブサービスジャパン」は、市の職員や学生などを対象にしたデジタル技術の勉強会を開催したり、新たなビジネスを模索する企業に自社のクラウドサービスを一部無償で提供したりして支援するということです。
武内市長は「世界的な企業とタッグ組んで新しいデジタル人材の集積や育成を強力に進めて市の経済構造の強化を図っていきたい」と話していました。