関門海峡花火大会 北九州市と山口県下関市で約70万人の人出

関門海峡の夏の風物詩、「関門海峡花火大会」が13日夜開かれ、およそ1万5000発の花火が夜空を彩りました。
この花火大会は、関門海峡を挟んで隣り合う北九州市と山口県下関市の交流を深めようと、昭和63年に始まり、ことしで36回目となります。
大会は、夏の風物詩として地元で親しまれていて、13日夜は、関門海峡の両岸からあわせておよそ1万5000発の花火が打ち上げられました。
大会の最後には、夜空を埋め尽くすように直径350メートルに広がる花火が次々と打ち上げられ、訪れた人たちがひときわ大きな歓声をあげていました。
主催者によりますと、北九州市と下関市であわせておよそ70万人が訪れたということです。
一方、花火の原材料価格や警備にかかる費用などの高騰で、北九州市側では近年、無料としていた観覧エリアを有料としたということです。
北九州市に住む大学院生の男性は「来年は卒業で北九州市を離れるためここで見る最後の花火大会だったので泣きそうになりました。彼女と来られていい思い出になります」と話していました。
夫婦で訪れた52歳の男性は、「目の前で見て迫力がありました。下関市との連携もよく、来年も来たいです」と話していました。