“科学の面白さを知って” 九州大学で実験教室
科学の面白さを知ってもらおうと、中学生を対象にした実験教室が九州大学で開かれています。
実験教室は自分で調べたり、作ったりすることを通じて、中学生に科学の面白さを知ってもらおうと九州大学などが毎年、夏休みに開催しています。
福岡市西区にある九州大学の伊都キャンパスには中学生およそ90人が集まり、実験を前に、「案内を見て興味があったので、兵庫県から来ました」とか「科学についていろいろな実験できるのが楽しみです」などと話していました。
実験はテーマ別に11の教室に分かれて行われ、各教室では九州大学の教授などが実験で確かめる原理や法則などについて説明をしていました。
このうち、風力発電をテーマにした教室では磁石や銅、それにマイナス196度の液体窒素などを使って、発電の仕組みを学んだあと、あらかじめ準備されていた部品を組み立てて小型の風力発電機を作っていました。
実験教室を担当している九州大学システム情報科学研究院の東川甲平准教授は「とにかく科学というものに興味を持ってもらってこれからの成長のモチベーションにしてほしい」と話していました。