福岡市 地下鉄七隈線 朝夕に6往復増便へ 8月19日から

深刻な混雑の緩和に向けて福岡市の地下鉄七隈線は、8月19日から朝と夕方のラッシュ時にあわせて6往復の増便をすることになりました。
福岡市が運営する地下鉄七隈線はことし3月に天神南駅から博多駅までの区間が延伸開業して以降、乗客がコロナ禍前の1.5倍ほどに増加し、特に平日の朝と夕方のラッシュ時の混雑が課題となっています。
このため、福岡市交通局は8月19日にダイヤを改正し、平日の運行本数を増やします。
具体的には、朝6時から8時半にかけて2往復、夕方5時から7時にかけて4往復増便します。
これにより、運行間隔が朝の時間帯は15秒短縮し3分15秒に、夕方の時間帯は1分短縮し5分となります。
福岡市では市内の企業などに対して混雑する時間帯をずらして通勤する「オフピーク通勤」を呼びかけていますが、状況に大きな改善がみられないことから、異例のタイミングでのダイヤ改正に踏み切りました。
福岡市の高島市長は、8月3日の記者会見で「現在の4両編成から6両編成に増やすことも選択肢のひとつだが、混雑が一部の時間帯に集中する中で、どこまで投資するのが適切か交通局のほうで引き続き検討していく」と話しています。