福岡市で確認の新型コロナ感染者3倍以上↑”感染対策徹底を”

福岡市で確認された新型コロナの感染者が1か月で3倍以上増えたことについて、福岡市医師会は「感染者が増えると医療提供体制への負荷が大きくなるおそれがある」と述べて、手洗いなど基本的な感染対策の徹底を呼びかけました。
福岡市で7月23日までの1週間に定点把握された新型コロナの感染者数は1387人で、1か月前の同じ期間と比べておよそ3.6倍に増えました。
福岡市医師会の平田泰彦会長は、2日の会見で、1医療機関あたりの平均が27.2人と、季節性インフルエンザの場合の警報レベルにあたる「30人」に近づいていると指摘しました。
そして、厳しい暑さが続く中、エアコンが効いた部屋で集団で過ごしたり、換気が不十分になったりすることで感染が広がっている可能性があると分析したうえで、「感染者が増加すると、医療提供体制への負荷が増大する可能性がある。ワクチン接種や基本的な感染予防策などを徹底してほしい」と呼びかけました。
また、福岡市では、1医療機関あたりのインフルエンザの患者数が全国平均のおよそ3.5倍に上っているということで、医師会はインフルエンザの感染対策も呼びかけました。