アジア獣医師会連合の日本事務所が福岡市に開設

アジア・オセアニアの獣医師が加盟する国際組織、アジア獣医師会連合の日本事務所が福岡市に開設されました。
感染症対策の強化に向けて人と動物の健康などを一体的に考える「ワンヘルス」の取り組みを福岡市からアジアに拡大していくことにしています。
アジア獣医師会連合はアジア・オセアニアの23の国と地域の獣医師およそ40万人が加盟する国際組織で、人と動物の健康、環境保全を一体的に考える『ワンヘルス』の取り組みに力を入れています。
1日、福岡市の事務所で行われた開所式で藏内勇夫所長は「国際機関とのネットワークを駆使して『ワンヘルス』の情報を収集、共有し、推進に努力を重ねたい」とあいさつしました。
つづいて服部知事が「ワンヘルスの調査研究やそれを担う高度専門人材の育成を連携して進めていきたい」と述べました。
事務所では新型コロナなどアジアでの感染症対策の強化に向けて「ワンヘルス」の取り組みを福岡市からアジアに拡大していくことにしていて、国際機関とも連携しながら、各国での活動状況の調査を進めることにしています。