福岡市で一時5700戸以上停電 エアコン使えず対応追われる

28日午前、福岡市内で一時5700戸以上が停電しました。
ほとんどはまもなく復旧しましたが、南区の保育園ではエアコンが使えなくなり、園児が熱中症になるおそれがあるとして急きょ、保護者に迎えを頼むなど対応に追われました。
28日午前11時前、福岡市中央区と南区で一時、5700戸以上が停電しました。
ほとんどの世帯はまもなく復旧しましたが、このうち南区市崎周辺のおよそ720戸では2時間にわたって停電が続きました。
周辺では路上で信号機が消えて警察官が交通整理を行ったほか、近くの保育園では停電のあとエアコンが使えなくなり、園児が熱中症になるおそれがあるとして急きょ、保護者に迎えを頼むなど対応に追われました。
迎えにきた保護者の女性は、「熱中症が心配で迎えに来ました。先生たちが園児たちをうちわであおいでいて、園内はかなり暑かったです」と話していました。
また、近くに住む男性は「部屋のエアコンが使えず暑くて大変です。冷蔵庫も使えないので困っています」と話していました。
九州電力送配電サービスによりますと、停電の原因は変圧器の故障で、会社では故障の原因を詳しく調べることにしています。