「BRTに変更の日田彦山線は予定通り8月開業」JR九州社長

JR九州が8月に「BRT」と呼ばれるバスを走らせる方式に転換して開業する日田彦山線について、古宮洋二社長は、7月の記録的大雨で専用道路の一部に被害が出たものの、予定どおり開業する方針に変わりはないという姿勢を強調しました。
JR九州は、6年前の九州北部豪雨で運行できなくなった日田彦山線について、鉄道ではなく「BRT」と呼ばれるバスを走らせる方式に転換し、8月28日、「BRTひこぼしライン」として開業することにしています。
ただ、7月の記録的大雨によって、東峰村ではBRTの専用道路の一部が崩れるなどの被害が確認されていました。
これについて、JR九州の古宮社長は、27日の記者会見で、「通学で使う高校生のお客様が非常に多いので、8月28日に開業すれば新学期に間に合う」と述べました。
その上で、「生活に密着するという目的を果たすため、開業日はぜひ維持したいと復旧工事を頑張っている。また台風や大雨になれば状況が変わってくるかもしれないが、開業日は死守したい」と述べ、予定どおり開業する方針に変わりはないという姿勢を強調しました。