久留米市の浸水被害約3700棟 農商工業の浸水被害も最大か

久留米市の原口市長は、記録的な大雨の被害について浸水被害がおよそ3700棟にのぼったことを明らかにしたうえで、被災した人たちの住宅の確保や心のケアなどに最優先で取り組む姿勢を示しました。
これは24日、原口市長が会見で明らかにしたものです。
原口市長は、今回の大雨の被害についておよそ3700棟の住宅が水につかり、このうちおよそ1200棟が床上浸水したことを明らかにし、平成30年以降では最大の被害となったと述べました。
また、浸水などによる農業や商工業への被害についても最大となる見通しを示しました。
また住宅に住めなくなった人に市営住宅を最大1年間無料で提供することや、被災者の心のケアに最優先で取り組む姿勢を示しました。
原口市長は「被災した人たちが普通どおりに生活できることが最も大切だ」と述べたうえで土砂の撤去などの復旧作業については「人手が不足している。多くの人たちにボランティアへ参加してほしい」と呼びかけました。