警固公園に夜集う中高生 県警などが初の一斉補導 福岡市天神

福岡市中心部の警固公園の周辺にここ数年、県内外から多くの中学生や高校生が集まり、深夜徘徊なども確認されていることから、20日夜、警察や市の職員などが初めて一斉補導を行いました。
福岡市中央区天神にある警固公園やその周辺にここ数年、主に中学生や高校生といった10代の若者が多く集まるようになり、警察によりますと、深夜まで徘徊する若者も確認されているほか、ことしに入り、10代の男女が強盗傷害の疑いで逮捕される事件も発生しました。
20日夜9時すぎから行われた一斉補導には、街頭犯罪の検挙や予防を専門とする福岡県警の「特別遊撃隊」の警察官や、市の職員などおよそ100人が参加し、未成年とみられる子どもたちに声をかけていました。
警察は、今回の補導活動をきっかけに警固公園周辺の現状を把握するとともに、これからの夏休み期間中、若い世代の深夜徘徊や犯罪被害の未然防止につなげたいとしています。
中央警察署の辻靖治生活安全管理官は「夏休みの時期は気分が開放的になります。深夜徘徊などで被害にあうことがないよう、親は子どもをしっかりと見守る、子どもは自身で責任ある行動をとってほしいです」と話していました。