記録的大雨で床上浸水した久留米の保育園 公民館で保育を再開

記録的な大雨で1メートル以上床上浸水した久留米市の保育園が、18日から近くの公民館で保育を再開し、朝から次々と子どもたちが登園しました。
久留米市大橋町の大橋保育園は、今月の記録的な大雨で近くを流れる巨瀬川が氾濫して園内に水が流れ込み、1メートル以上浸水しました。
園は当時、臨時休園していて園児や職員は無事でしたが、設備や機器などほぼすべてが使えなくなりました。
9日の週は休園して保育園の復旧作業を始めるとともに新たな保育場所を探したところ、およそ1キロ離れた公民館を借りることができ、今週から一部の家庭を対象に保育を再開しました。
初日の18日は在籍する90人あまりのうち、およそ30人の子どもが保護者とともに登園し、およそ10日ぶりに友達や先生と顔を合わせうれしそうな表情を見せていました。
子どもを預けた保護者は「仕事に行けるのでほっとしています。子どもにとって慣れない環境なので不安はありますが、先生方には感謝しかありません」と話していました。
大橋保育園の草場慎一園長は、「まだ全員を受け入れるのは難しいが、今後、別の公民館や保育園の一部を借りて分散して保育を続け、できるだけ早く復旧するよう頑張りたい」と話していました。