東峰村の“百貨店”「つづみの里農産物直売所」が大雨で全壊 

福岡県東峰村で地域の“百貨店”として住民から親しまれてきた直売所が大雨による土砂崩れで全壊しました。
運営会社は再建の道を探りたいとしています。
人口およそ1800あまりの東峰村にあるつづみの里農産物直売所は「とうほう百貨店」の愛称で住民から親しまれてきました。
店内には牛乳や豆腐などの食品から衣料品までおよそ600品目をそろえ、村民にとっては日常の買い物の拠点でした。
直売所を運営する会社の役員、高橋弘展さん(39)によりますと“百貨店”は10日大雨に伴う土砂崩れで建物が全壊したということです。
高橋さんが撮影した写真では、山の斜面が崩れて建物の屋根に覆い被り、建物が大きく傾いているのが確認できます。
10日は未明からの大雨で営業を取りやめたため人的な被害はないということです。
高橋さんは「6年前の災害以降、個人商店の閉店が相次ぐなかで村の買い物拠点として作った店です。被害を知って、ことばが出なかったです。今後は住民のニーズにあった形で再建していきたい」と話していました。