電話でAIと話して区役所の窓口予約 北九州市が新サービス

北九州市は、市民が役所の窓口を待ち時間なく利用できるよう、事前に専用ダイヤルでAIと話して予約ができるサービスの運用を試験的に始めました。
このサービスの試験運用が始まったのは小倉北区役所のマイナポイントの支援窓口です。
すでにスマートフォンなどでインターネット上から予約できる仕組みが試験導入されていますが、今回、操作に不慣れな人たちでも固定電話などから予約できるようにしたものです。
24時間対応の専用ダイヤルにかけるとAIによる自動応答システムにつながり、会話しながら空き状況の確認と予約ができるということです。
5日は武内市長が実際に電話予約の手順を体験し、AIと会話しながら「あしたがいい」などと伝えていました。
武内市長は「ふだん使う話しことばでも伝わるので大変便利だと感じた。市民が『書かない、待たない、行かなくていい』という市役所体験を作りあげていきたい」と話していました。
北九州市によりますと、こうしたサービスの導入は全国の政令市で初めてだということで、市は効果を検証した上で来年度以降、ほかの窓口にも広げていきたいとしています。