日本初!水素を燃料とする給食配送車を導入 福岡市

福岡市は燃料電池車の普及を進めようと、日本で初めて水素を燃料とする給食配送車を導入し、5日、車両の発表会が行われました。
5日、福岡市東区の福岡市第2給食センターでは、日本で初めて導入される水素を燃料とする給食配送車の発表会が行われました。
主に市内の中学校などの給食の配送や回収業務を担うこの車はトヨタなどとの連携により、市が導入したものです。
水素の貯蔵タンクが2本搭載されていて、走行の際に二酸化炭素を排出せず、1回の充填でおよそ260キロ走ることができます。
車体には、中学生が1本1本描いた色とりどりの花がデザインされていて、早速、発表会のあと車が出発しました。
福岡市によりますと、福岡県内の燃料電池車の登録台数は6月末月時点でおよそ270台にとどまっています。
福岡市は今年度、水素を燃料とする給食配送車やごみ収集車など5台を導入する予定で、さらに普及を進めたい考えです。
5日の発表会で、高島市長は「新しい未来をつくっていくための一歩を踏み出していく、これがとても価値がある。このチャレンジがきっかけとなって、全国に、また世界に実現に向けた取り組みが進むことを祈る」と述べました。