手作り医療用ガウンのお礼 病院から保育園に絵本贈る

3年前、新型コロナの感染拡大初期に不足していた医療用ガウンを福岡市の保育園が手作りして病院に贈りました。
そして6月、今度はその病院からお礼として園児たちに絵本がプレゼントされ、交流が続いています。
福岡市西区の愛宕けいあい保育園を訪れたのは同じく西区にある村上華林堂病院の院長ら6人です。
この病院では3年前の感染拡大初期から発熱外来を設けて診察を行ってきましたが当時、医療用ガウンの不足に悩まされていました。
このため近くの愛宕けいあい保育園の保育士たちが農業用のシートなどを利用して医療用ガウンを手作りして提供したということです。
そして3年あまりを経た6月、今度は病院がお礼として園児に11冊の絵本とメッセージをプレゼントしました。
絵本を受け取った園児たちは院長や放射線技師たちを前に歌を歌ってお礼の気持ちを伝えていました。
医療用ガウンを使った塚園慎也放射線技師主任は「支えてくれてるという気持ちがすごくうれしかったです。それを今、感謝というかたちであらわせたのではないかと思います」と話していました。
ガウンを作った保育士の中村彩花さんは「お返しは考えていなかったのですごくうれしいです。子どもたちに読んであげたいです」と話していました。