マリンレジャーで沖に流されるリスク知る体験会 福津市の海岸

本格的なマリンレジャーのシーズンを前に、23日、福津市の海岸でレジャー中に沖に流されるリスクを知る体験会が開かれました。
体験会には自治体や警察、消防などでつくる事故防止推進委員会のメンバーなどが参加し、近年人気のSUP=スタンドアップパドルボードなどを体験しました。
ボードの上に立ってパドルをこぐSUPは、初心者でも気軽に楽しめる反面、風向きに応じたパドルの扱い方などにはコツが必要で、沖に流される事故も起きています。
初めて体験した粕屋北部消防本部の職員、宗岡沙織さんは「流されている感覚も無いまま、気づけばどんどん流されていて怖かったです」と話していました。
また、SUPと同様、大型の浮き輪も強風で流されやすく、救助に向かう海上保安部の潜水士が追いつけないほどのスピードで流されることもあるということです。
福岡海上保安部の高橋謙慈交通課長は、「沖に流される事故が多発しており、子どもを大型浮き輪に乗せる時は浮き輪をつかんで離さないようにしてほしい。また、陸から沖に向かって風が吹き始めたら、SUPや浮き輪の使用をやめるなど注意してもらいたい」と話していました。