5つ星ホテルブランドが福岡進出 新たな観光客を呼び込めるか

福岡市の中心部に外資系の高級ホテル「ザ・リッツ・カールトン」が開業しました。
主要都市で5つ星評価を得てきたホテルブランドの進出で新たな観光客を呼び込めるか、注目されます。
21日開業したのは、「ザ・リッツ・カールトン福岡」で、6月完成した商業施設「福岡大名ガーデンシティ」の18階から24階に入りました。
21日は記念の式典が開かれ、関係者がテープカットを行いました。
式典ではホテルの運営会社のカール・ハドソン日本・グアムエリア代表が「リッツカールトンのサービスを皆様に提供できることを嬉しく思う。ご滞在をお楽しみください」とあいさつました。
また、福岡市の高島市長は「この場所から経済を盛り上げ力強い福岡を作っていきたい」と述べました。
ホテルの客室数は167で客室や廊下の壁には博多織や小倉織などがあしらわれています。
部屋からは博多湾を一望できるほか福岡市の全景を窓一面に見渡すことができる室内プールも設けられています。
また、18階のロビーフロアにはレストランやバー、カフェがあり、このうち日本料理のレストランでは長崎県壱岐の黒毛和牛や玄界灘でとれた海鮮など九州の旬の食材を使った料理を提供しています。
料金は1室1泊10万円からで、最上級のスイートルームは1泊250万円からだということです。
主要都市で5つ星評価を得てきたホテルブランドの進出で富裕層を含めた観光客の呼び込みのほか、国際会議の誘致などにもつなげられるか、注目されます。